本を買いに読みに
秋が一気に深まり、冬の気配も漂ってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
中国語クラスの方は、そろそろ中間テストでしょうか。
こちらも行事多発中ですが、久しぶりの更新として、9日目を開始したく思います。
今回は「読書の秋」のための、本を手に入れる方法です。
* * *
中国はある意味「本の国」です。その歴史もさることながら、
日本よりも、出版される点数の多さ、そして本を買う人の多さ。
まだ「活字」の権威が生きている観があります…
が、新しい本や出版数の多い本はそれでいいのですが、
再販制度のないこの国は、少し前になっただけで手に入らない、
なんてことが普通に起こる国でもあります。
本の値段は、ペーパーバックの専門書(300p)でだいたい30元前後と
かなり日本と比べるとお安い価格です(もちろん、高いのもありますが)。
ここでは、その本を読む・買う方法をいくつか説明いたします。
*
学生の基本は、まずは無料の「図書館」でしょう。
留学生は、学生証さえあれば、とりあえず見られます
…が、借りられないのですよね。
借りるためには、浙大の場合、「カード交付センター」に行き、写真の入ったカードをつくり
(特別な本の場合には閲覧でもこれが必要だったりします)
さらにデポジットとしてそこそこの額面(200元ぐらいだっけ?)を納入する
必要があります。
私の場合、カードは作りましたが、その先が面倒だったのでやっていません。
どうしてもの時には、友人に頼んでいました。
なお、浙大の場合、キャンパスごとに図書館があるので、専門書はその専攻のある
キャンパスの図書館に行く必要があります
(西渓校区の古びた図書館、懐かしいなあ…)。
大学以外では、省や市の公立図書館があります。杭州の浙江省図書館の場合、
見る場合はパスポートで入れますし、大学同様、デポジットを払えば
借りることができるようになります
(これを先にしていたので、大学で借りる必要がなかったのです)。
大学も公立も、HPから蔵書検索ができます。また、閲覧室に入る際は、
基本的にロッカーかカウンターに、荷物をあずけて基本的な道具だけ持って
入ることになります。
なお、大学・公立には、私の専門が関わる「古い本」の場所がありますが、
その説明は、また別の機会にさせていただきます。
* *
本を買おうと思ったら、本屋に行くのが基本です。
中国の場合、かつての出版統制のシステムが生きているため、
新本屋はすべて公営企業の体裁をとっており、種類は限られています。
(大学などにある、出版社直営の店を除く)
逆に言えば、同じ種類の本屋なら、どこにいっても売っている本に大差はない、
ということになります。
種類は、その扱う専門分野の差になるので、必要な本はその種類の本屋で
探すことになります。
杭州の例を挙げますと、
総合型:博庫書城(=新華書店、文二路口・武林門馬shang路口など)
文科型:杭州書林(=三聯書店、西渓校区正門前)
芸術型:楓○書店(名前失念、曙光路保俶路交差近く)
外文型:外文書店(延安路口)
…などです。他にも理工系とかいろいろありますので、お探しあれ。
各書店で、会員優待制があったり、カフェがついていたり、特徴があります。
新刊はこんなかんじですが、古本屋はかなり個性派ぞろいです。
日本の神保町のように、一か所にかなりあつまっている…ということはないですが、
なかなか面白い本を安く売っています。
私の場合、文三西路の通雅軒と、曙光保俶路口の南華書店によく行ってました
(古本屋については、後述のネットと組み合わせると有効です)。
その他、浙江省図書館では、毎週末古本市がひらかれていたり(一般書中心)、
大学で不定期に古本市が行われたり(専門書中心)していますので、
安く本を手に取れる機会をぜひ生かしてみてください。
* *
そして、ぜひ活用してもらいたいのが、ネットで本を買う方法です。
前述のように、すこし前の本は、店頭からあっというまに無くなってしまいます。
そういった本を手に入れるためには、ネットを最大限活用するのが手です。
まず、中国のアマゾンがあります。送ってくるパッケージは万国共通ですが、
日本ではまず見られない、新刊の割引があったりします。
また、中国の検索サイト直営の当当網は、公費での支払いに応じてくれたり、
割引率が高かったりとなかなか頼りになります。
本屋の項目で述べた、博庫書城はネット販売も行っており、店頭にはない割引や
新刊の検索もできたりします。
そして、個人的に一番のお勧めは、日本を上回る古本屋ネットワーク、
孔夫子網です。全国を結ぶ古本屋網は、あらゆる古書を通信販売できてしまいます。
また、店頭販売する古本屋の住所などが出ているので、古本屋を訪ねていくにも
有効です。
詳しい購入方法は、実際に使う中で理解できると思います。
これら通信販売は、基本銀行振り込みか、宅配(快逓)の代引き販売です
(アマゾンなどはカードがきく時もありますが、普通は中国の銀聯ぐらいしか使えません)。
銀行振り込みは、パスポートを持って指定の銀行の支店(他行振り込みは難)に行き、
必要な記入+順番待ちでできます。大体が注文を受けて3日以内の振り込みを
要求するので、お早めに処理しましょう
(私の場合、寮の裏手にあった工商銀行が便利でした)。
配送は、郵便か宅配を選べます。宅配は、驚くほど速いです…が、私の寮のように
分かりづらい場所の場合、誤配することもままあります。
そもそもの古本屋がミスることもありますので、その際は電話して確認する必要が
あります。中国語がまだできないころは、これが大変でした…(良い経験ですが)。
ネット通販ならではの問題も多いですが、これを使いこなせれば、
中国で欲しい本はかなり高い確率で手に入るだろうと思います。
* * *
以上が本を読む・買う手段でした。ぜひ、この秋・冬の部屋ごもりに
本のおともがあることを願っております。
(おまけ)
マンガは、一般の書店ではまず手に入りません。そのあたりの雑誌スタンドで
一部は売っていますが、子供用のがほとんどです。本格派?を手に入れるには、
それなりのマニアックな場所に行く必要があります。
私の場合、青年路にある宝新書店{だったかな?}によく行ってました。
流行(中国ではアニメが先行し漫画が続きます)をしっかり追っているよい店でした。
古いベストセラーも置いてあります。マンガは基本が輸入品なので、普通の本よりも
高いことが多いです。
ともあれ、勉強の合間、つかの間のやすらぎになれば幸いです。



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